矢堅目は長崎県の最西端・五島列島の北部に位置する新上五島町内にあります。
長崎市より西に約100km離れている東シナ海に浮かぶ新上五島町の大部分が
西海国立公園に指定され、約2万4千人が中通島や若松島など7つの島に住み、
その他60もの無人島があります。
そのため変化に富んだリアス式海岸が上五島町だけで429kmもあり、
そこに黒潮と対馬海流が流れ込みます。 そんなきれいな海流に囲まれた、自然豊かな上五島町の湾の一つ、
奈摩湾内に 矢堅目の塩本舗はあります。
五島列島、上五島の奈摩湾入り口に位置する「矢堅目」は五島列島西方海上航路の目標になっています
この地では、その昔。
奈摩湾に侵入してくる外敵を見張るために、矢(守備兵)で堅(砦)めたことから、「矢堅目」という名が残されています。
直火焚きの平釜式で昔ながらの伝統製法に基づき、塩本来の魅力を引き出すために十分な時間と手間をかけ焚き上げています。
また生産工程の一部にRO膜を導入し、海洋汚染の観点から問題視されている「マイクロプラスティック」などの不純物を丁寧に取り除くことが可能になり、安心安全な塩づくりを追求しています。
九州の西端、東シナ海に浮かぶ長崎県の離島・五島列島。やがためはこの島に根を張って事業を営んでいます。
自社製品の塩や椿油の原料は、島を取り巻く豊かな自然がはぐくんだもの。島のめぐみをおすそ分けしてもらっています。
島にいるからこそ、つくれるものがある。島にいるからこそ、生み出せるものがある。そんな商品にこだわることが、やがための「個性」です。
やがためは島で汲み上げた海水を原料とした塩づくりから事業を始めました。その塩にも種類によってさまざまな「個性」がります。
どの塩にも「個性」があり、使い方次第であらゆる塩が活躍できる。そう考えています。
どんな塩にも輝ける場所があるように、島がはぐくむ素材すべてにも輝ける場があるはず。
そんな思いを大切にしながら、島のめぐみに寄り添った事業を続けていきたいと強く思っています。